事業承継において、銀行借入による個人保証を旧経営者から新経営者に移すには?
あなたが受け継いだ会社の業績が良くなく、会社自体が傷んでいる場合、銀行は旧経営者の個人保証をはずしてくれないことが多いです。
一般的には、新経営者と比べ、旧経営者の方が担保となる個人資産を多く持っており、会社の業績が良くない場合には、
より個人資産を多く持っている旧経営者にそのまま個人保証をつけておきたいと銀行は考えます。
このように、個人保証の移転の可否は、会社の業績に多分に影響されるので、引き継いだ会社の将来性をどう語ることができるか、
ちゃんと業績を上げて返済できる会社であることをどうアピールできるかが交渉において重要となります。
昨今では、会社の業績がそこそこ良ければ、会社の代表者ではない人に個人保証をつけるということはやめようという流れがありますので、銀行に将来性や返済能力をしっかりアピールし、納得させることができれば、旧経営者から新経営者に個人保証を移すことができるかと思います。